しのだひろえの歩っとタイム Vol.81
日々を、人生を、自分でもっと楽しくしていこう~山手線一周ウォーク4~
地図上どこにあるのかは分からない地名というものがある。行ったことのない街ならともかく、何度も通ったことがあるのに地図では見つけられないことも。そんな時に何気なくみた地図で見覚えのある地名を見て、あ~ここにあるんだという発見が、ささやかながら面白い。
御殿山と御殿場、似てますよね。
さて山手線一周も東京から歩いてただいま品川駅。ここから御殿山を越え、大崎に向かって歩きはじめる。
どうでもいいことなのだが、この御殿山を御殿場と言い間違えることがあって、しかもそれに気がつかないことがある。そう、よくある。聞いた人もその間違いに気がつかないで御殿山と御殿場がごちゃまぜになったままで話が始まり終わる。振り返ると、よく話が通じたなと思うけれど、なんとなくの状況から御殿場と聞きながら御殿山を思い浮かべているのだから、人間の脳の状況判断力というのはきっと優れているんだろう。
以上余談である。
さて御殿山は高台にあり、品川からは強い太陽とアスファルトからの熱気を感じながら坂を上ることになる。上りきった先にあるのが御殿山庭園、緑あふれる散歩道だ。
御殿山トラストシティ内にあり誰でも通行可能。線路側に面し車の通りもないから安心してお散歩が楽しめる。
深秋の写真ではあるが御殿山庭園の様子をお届けしよう。
春はさくら、初夏はあじさい、秋はもみじ、冬はつばきと季節の移ろいを感じられるスポットだから、品川でちょっと下車して足を運んでみるのはいかがだろうか。
時代と共に変わる街、大崎へ
御殿山庭園からの急坂を下って見えてきたのが目黒川。目黒の目黒川沿いほどではないが、桜の木が植わり春の散歩にもいいだろう。
大崎については区役所アート品川区編でも歩いたことがあるから、また来たよ!って感じで勝手に親近感がわく。同じ街でも歩くほどに愛着がわくし最初には見つけられなかった発見があるから、本当に街を歩くって楽しみにあふれてる。
目黒川から大崎ゲートシティを通り抜ければ大崎駅に到着。近代的なビルがどんどんできて常に変わり続ける姿には、街のポテンシャルの高さを感じる。
さて、ここまで山手線一周も東京駅から歩いて大崎までやってきた。まだ半分も歩いていないから気力十分。次は五反田目黒と歩を進めよう。
日々を人生を楽しくしていこう
御殿山も大崎もどんな街も都市も日一日、その姿は変化している。緑いっぱいの山の中であっても季節や天候によって見える姿は変わるし、一日として同じ日はないだろう。東京の街の片隅に咲く小さな小さな花だって同じだ。ビルや工場という目に見えて分かるものだけではなく、常に私たちの周りは変化している。そう、その変化を街を歩くと感じられるんだ。つべこべいわずに歩こう、楽しみは自分で見つけていこう。そうやって日々を人生を楽しくしていこう。