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ウォーキングと健康

何故ウォーキングは健康づくりに役立つのか。
今程、日々健康という言葉を聞かない刻はありません。
「健康」は人生の目的ではありません。しかし、自分の人生の目的を実現するためには、健康を保持しなければなりません。
私たち人間は、二足歩行で歩き始めてから大きく進化のスピードを速めました。立ち上がる事で視野が広くなり、手は自由に今までと異なった目的に使うことができるようになりました。即ち、物を動かし、物を造り作れるようになってからの人間の進歩は、文明を生み発見を続け文化を創造してきたのです。
そして、移動手段としても大きな役割を果たし、他の土地へ移り、異なった環境での生活も行えるようになりました。
また脳の発達も目覚ましく、脳が持つ140~150億個の神経細胞がニューロン(神経単位)とニューロンをつなげシナプス(神経伝達)が成立し記憶という武器を手に入れました。(記憶はニューロンネットワークの情報伝達でつながっています。)記憶は、貯金と同様で貯蓄され、データ化され、更に想像への礎となっています。
このような人間のメカニズムは総てといっていい程、立つことによって二足歩行を手に入れた結果であると推測されています。
非常に単純な記述でいえば、二足歩行の機能が人生の目的達成のための健康体の源であるといえます。
人間の身体のメカニズムは下肢と上肢と頭で構成されていますが、下肢の機能の中で歩く動作は、健康体に欠くことができないものです。

ウォーキングの5つの役割と心身への効果

有酸素性運動 筋持久力 脳の活性化 心肺機能の向上 ストレスの解消 五感の低下を防ぐ(視力、聴力、嗅覚等) 筋力の衰えを防ぐ 判断力の低下を防ぐ 思考力の低下を防ぐ 仲間づくりができる 気力と体力をつくれる 行動範囲の低下(閉じこもり)を防ぐ

ウォーキングによる運動効果

1有酸素性能力(全身持久力)に関する効果

  1. 心筋の収縮力が高まり、1回拍出量が増え、安静時および同一強度における心拍数が減少する。
  2. 心筋の毛細血管が増加する。
  3. 骨格筋の毛細血管やミオグロビンの量が増加する。

*筋肉中にあり、酸素分子を代謝に必要な時まで貯蔵する色素タンパク質

2筋力(筋持久力)に関する効果

  1. 脚筋群の筋断面積が増加する。
  2. 脚筋群の速筋線維の断面積が増加する。
  3. 中枢神経系からの入力量が増加する。

*主に大腿四頭筋ハムストリングス、下腿三頭筋を指す。

筋線維の種類

■ST(遅筋)線維

ゆっくりと活動し、発揮する力は弱いが、疲れにくい。

■FTa(速筋)線維

すばやく活勤し、発揮する力は大きく、しかも疲れにくい。

■FTb(速筋)線維

すばやく活動し、発揮する力は大きいが、疲れやすい。

3生活習慣病に関する効果

  1. 高血圧症の改善効果⇒血圧の低下
  2. 糖尿病の改善効果⇒糖代謝の改善
  3. 脂質異常症の改善効果⇒脂質代謝の改善
  4. 肥満(肥満症)の改善効果
    ⇒体脂肪率(量)の低下
    ⇒内臓脂肪の減少
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