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大分県「金明孟宗竹 周辺田園ウォーキング」

竹林に並ぶ金明孟宗竹は自然が作りだすパワースポット

大分県の天然記念物となっている野津町岩瀬地区に自生している金明孟宗竹は、中国の江南地方から来たモウソウチクの一種で、黄金色と緑色の縦じまがはいっている特殊な竹である。条線の入り方により「キンメイチク型」「縦縞型」の二種類があり、一ヶ所で二種類の金明孟宗竹が見られるのは珍しく、学術的にも価値が高いと言われている。

地区の方々に大切に守り育てられ、しっかりと整備された竹林に並ぶ金明孟宗竹は自然が作りだすパワースポットであり、この金明孟宗竹が確認されているのは福岡県、高知県、宮崎県など西日本の数ヶ所のみである。

季節的なお勧めとしては春先がよく、出てきたばかりの色鮮やかな金明孟宗竹をしっかりと楽しめる。

金明孟宗竹の入口高台からもその姿は絶景であり、目のまえが開けた農村風景と吹き抜ける心地よい風は、まさに自然の産物である。

さあ、歩みを始めてみよう。

水地公民館の写真

水地公民館

出典:http://search.michi100sen.jp/b/michi_portal/info/C144002/?t=list
スタート・フィニッシュの拠点となる。
駐車場とトイレが併設されている。

国宝 九重の塔の写真

国宝 九重の塔

出典:http://www.usuki-kanko.com/?page_id=26
文永4年(1267年)に造立された鎌倉時代の層塔で、大分県を代表する石造美術品のひとつ。石質は凝灰岩、総高595センチ、基礎は高さ43センチ、巾106センチ、四面には大形の格狭間が一個ずつ刻まれている。軸部は四角で、初重は高さ78センチ、巾77センチで東面に薬師、南面に釈迦、北面に弥勒、西面に阿弥陀の四仏が陽刻してあり、北面の向って左端には、「起立文永ニ大歳ニ丁卯(西暦一ニ六四年)卯月八日僧定仙敬白」と銘文が刻まれている。豊後の石造塔婆のあらゆる要素は、この塔を基にしているといわれており、昭和29年に国の重要文化財に指定された。

熊野神社の写真

熊野神社

出典:http://search.michi100sen.jp/b/michi_portal/info/C144002/?t=list
山の中の集落の外れにひっそりたたずむ熊野神社。ここに立ち寄ったら是非見ていただきたいのが大杉である。下から階段を上がっていき、境内を過ぎて、さらに上っていくと、いきなり目の前に巨大な杉の木が現る。樹齢は不明であるが、数百年以上の歴史を感じる。
そんな大杉に寄りそってみるのも乙なものである。

大岩ため池の写真

大岩ため池

出典:http://search.michi100sen.jp/b/michi_portal/info/C144002/?t=list
大岩といえば春の山桜が有名である。ため池を囲むように咲くソメイヨシノは水面にも反映される。周囲の桜と水に映る桜は幻想の世界観を表し、また桜が散る頃、水面に浮かぶ花びらはため池を埋め尽くすほどにもなる。風が吹くと、水の流れが変化し、水面を移動する桜の花びらの大群は切に思うことがある。

金明孟宗竹の写真

金明孟宗竹

出典:http://www.yado.co.jp/kankou/ooita/taketa/kinmei/kinmei.htm
福岡県、高知県、宮崎県など金明孟宗竹は西日本に数箇所ほど分布している。だが不思議な事に2種類の金明孟宗竹が同じ場所に生息しているのはここ、大分県臼杵市野津町の岩瀬地区だけとなる。

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