1. HOME
  2. みち旅100選
  3. 貴公子の恋の道行きを辿るみち

貴公子の恋の道行きを辿るみち

世界遺産の宇治・源氏物語を訪ねるみち

こちらは世界遺産の平等院、宇治茶、源氏物語で有名な宇治を巡るルートです。神社仏閣、抹茶好きには嬉しいコース、観光とグルメを楽しみながら平安王朝ロマンを訪ねるタウンウォーキングに出かけてみました。

宇治茶の「通圓茶屋」の写真

京阪宇治駅で降りると、宇治茶の「通圓茶屋」があります。まずは、こちらで宇治名物の茶団子と抹茶ぜんざいのセットをいただきました。

宇治橋の写真紫式部の銅像の写真

美しい宇治川の風景を眺めながら、日本三大古橋の一つの宇治橋を渡ると、「源氏物語」の作者、紫式部の銅像があります。

平等院参道の写真中村藤吉本店の写真

平等院参道は観光客でとても賑やかです。宇治茶のお店も多く、「中村藤吉本店」の平等院店があります。茶そばや抹茶スイーツなどがいただける茶房は順番待ちだったので、お店でお土産を買いました。

上林三入の写真

初代は戦国時代から江戸時代の宇治茶師の「上林三入」は、商号の丸い三星紋が茶畑の地図記号の由来になっていると伝わる老舗です。宇治茶資料館や茶房もあり、予約をすれば「お抹茶づくり体験」もできます。

平等院の写真

「平等院」は平安王朝文化を今に伝える世界遺産です。元は平安時代に紫式部によって書かれた「源氏物語」の主人公光源氏のモデルといわれる源融の別荘でした。のちに「この世をば 我が世とぞ思う 望月の 欠けたることも なしと思へば」と詠み、栄華を極めた藤原道長の別荘となり、息子の関白藤原頼通が極楽浄土の平等院を創建します。10円玉の絵柄でお馴染みの鳳凰堂は浄土の宮殿をモデルとし、堂内には平安時代を代表する仏師定朝作の本尊阿弥陀如来坐像や、珍しい雲中供養菩薩像などが安置されています。2014年の平成の大改修で建物は美しい朱色に蘇りました。庭園は浄土式の借景庭園。宝物を展示する博物館「鳳翔館」や茶房「藤花」もあります。

対鳳庵の写真

南門から出て、宇治川に向かう途中に、宇治市観光センターと宇治市営茶室の「対鳳庵」があります。対鳳庵では抹茶メニューがあり、3日前までに予約すれば「お点前体験」ができます。

浮島十三重石塔の写真

宇治川の朱色の喜撰橋を渡ると、宇治公園中の島。鎌倉時代に建立された高さ15メートルの浮島十三重石塔は、石塔としてはわが国最大です。

福寿園・宇治工房の写真

朱色の朝霧橋を通って対岸に渡ると「宇治神社」なのですが、その右手には宇治茶の「福寿園・宇治工房」があります。「お茶づくり体験」や「器づくり」などもでき、茶寮では抹茶スイーツや軽食がいただけます。

興聖寺の写真

寺院に興味のある方には、少し川沿いを下り、宇治十二景の一つ「琴坂」を上って、白い竜宮造りの楼門の「興聖寺」もおすすめです。曹洞宗のお寺で七堂伽藍。中庭を中心にお堂を一周して拝観できます。

>宇治神社の写真

宇治神社の祭神は「源氏物語・宇治十帖」の八宮のモデルと言われています。

宇治上神社の写真

「宇治神社」から奥に進むと、世界遺産「宇治上神社」があります。平安時代に建立され、本殿と拝殿からなる現存する日本最古の神社建築の神社です。

源氏物語ミュージアムの写真

少し先に進むと、「源氏物語ミュージアム」です。光源氏や宇治十帖の優雅な平安貴族の世界を模型や映像で楽しむことができます。喫茶と和雑貨の「花散里」も併設されています。

三室戸寺の写真

ここからしばらく歩くと、花の寺と呼ばれる「三室戸寺」です。広大な境内には大庭園もあり、ツツジ、紫陽花、蓮、紅葉が美しいことでも知られています。西国観音霊場十番札所です。

函館市場の写真

平等院参道のお店は夕方にはほとんど閉ってしまいますが、京阪宇治駅に戻ると遅くまで営業している回転寿司「函館市場」があります。

こちらのルートは観光地や宇治茶のお店など見所満載のコースなので、写真を撮りながらじっくり見て歩くと、1日中楽しめます。グルメや写真好きの方は宿泊してじっくりと回られるのもおすすめです。

ページトップ