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小樽の酒造所と観光スポットをめぐるコース

小樽に吹く異国情緒と開拓のかぜ

北一硝子の写真

小樽といえば、北のエキゾチックな街をだれもが思いおこします。雪に煙る運河と歴史を感じさせるレンガ倉庫、なんともロマンチックな風情です。

明治初頭、開拓使庁が札幌に開かれます。札幌との海陸連絡の要地とて定められ明治32年には、外国貿易港に指定され、以後商港として発展します。
この町は、陸路、海路を通じ、様々な文化が交錯し、独特の文化を形成してます。
また、開拓使庁の玄関口でもある小樽は、まさに北海道開拓の歴史と文化を綴ってきました。

染織アトリエKazuの写真染織アトリエKazu
刺し子の写真刺し子

まず訪れてみたのは、染の専門店、染織アトリエKazu。
こちらの石蔵は明治時代のもので、時代を感じる建物の中で手染や手織の小物や服などを作っています。中でも、刺し子糸が有名で、全国からたくさんの注文があるようです。
寒さが厳しい北海道においては、柔らかく保温性の高い木綿は極めて貴重なため、日々の生活の中で大切にされてきました。そうした中から「刺し子」という技術が生まれ、当時はとても重要なものとして扱われてきました。
刺し子の歴史は、北海道における開拓の歴史とも言えるでしょう。
刺し子は地域によって少しずつ模様や手法に違いが見られます。生活必需品にもかかわらず、お洒落な香りがする小樽の刺し子を是非、お手に取ってみてください。
1階が染めや織りの器具が見ることのできるアトリエで、2階にはショップがあります。手染なので、1つ1つ異なった味のある色で、思わず何個も買ってしまいたくなりますよ。アトリエKazuで小樽の歴史を感じて見てください。

さて、せっかく小樽に来たからには小樽の歴史、身をもって体験してほしい!
今回は、2つの素敵なお店をご紹介。

小樽大正硝子館とんぼ玉館の写真小樽大正硝子館とんぼ玉館

1つめは、小樽大正硝子館とんぼ玉館。
明治から昭和初期において、豊漁だった小樽は北海道の経済の中心地であり、当時はニシン漁のために浮き玉を大量生産していました。そこからガラス産業が盛んになり、現在まで至っています。冬には、小樽ゆき物語というイベントが開催され、浮き玉ツリーなども飾られます。ガラスの街と呼ばれる小樽。小樽に来たからには、オリジナルのガラス製品を作って帰りませんか?
こちらでは、キルンワーク、ダイアモンドダスト、とんぼ玉作りの体験ができます。キルンワークとダイアモンドダストの所有時間が1時間であるのに対し、とんぼ玉作りは15分程度です。ただ、冷却するのに1時間ほどかかるので、何を体験するにせよ、余裕を持って行って見てくださいね。とんぼ玉はその日に持って帰れますが、他2つは後日発送になるのでご注意を。

小樽キャンドル工房の写真1
小樽キャンドル工房の写真2
小樽キャンドル工房

2つ目は、小樽キャンドル工房。
小樽では毎年、冬になると『小樽雪あかりの路』というイベントが開催されます。ボランティアと市民により手作りされた雪や氷のオブジェが数多く並び、その中にキャンドルが灯されます。2018年で20回目を迎える暖かさと温もりを感じられるイベントとなっています。極寒ですが、歩いているだけで心が温まる町全体での行事です。
こちらではそんな小樽にゆかりあるキャンドル作り体験を楽しむことができます。店内はとてもお洒落な空間になっており、見ているだけでも癒されます。日頃の疲れを癒すのに、世界に1つだけの自作キャンドルを持って帰って、旅が終わった後の楽しみをつくって見ては?

もちろん、北海道、海辺のまち小樽だけに海鮮はじめ、グルメも充実しています。
自らの足で探すグルメは、ひときわ美味なもの・・・・・。

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