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猫ちゃん
しのだひろえの歩っとタイム Vol.100

さぁ飛び立て空へ!多摩川スカイブリッジ歩き6

川崎市から多摩川スカイブリッジを渡った先は東京都大田区。

ここまできたなら羽田空港にもいってみようじゃあないか。ということで今回は多摩川スカイブリッジから羽田空港に向かう。

橋のたもとからパチリ

多摩川スカイブリッジの写真

大田区側からの多摩川スカイブリッジはまた川崎側とは違う景色だ。

ここから歩いて向かうのは羽田空港第3ターミナル。第1、第2ターミナルに徒歩で向かうことはできないのが残念だが、空港というだけで特別感いっぱいだしまぁいいとしよう。

多摩川を右手に見ながら歩けば潮の香りがし海が近いことが分かる。そういえば海鳥も舞っているかのように軽やかに飛んでいるし、風もすこしばかり塩気を含んでいるような湿り気がある。

遠く向こうには海ほたるの写真

目をこらせば遠く向こうには海ほたるが。写真では左下にうっすら見えているかもしれないが、リアルで歩けば思わず「海ほたるだ!」の歓喜があがるほどはっきり見える。ちなみに海ほたるを歩きたいという人もいるだろう。川崎市から海ほたるパーキングエリアを経由して千葉県木更津市までの地下トンネルと海の上を歩く道のりはきっとスリリングだし特別だ。歩行者が歩ける機会があれば私も歩いてみたい・・かな?高所恐怖症だし橋の端が苦手だから、足がすくんで歩けないもしれないが。あはは。

Welcome to japan!

羽田空港第3ターミナルの写真

多摩川スカイブリッジから羽田空港第3ターミナルまではほんの10分程度で、割合と近いから拍子抜けしてしまうかもしれない。

中に入ってふらふら歩くと顔ハメパネルなんかがあったりして観光気分。子どもも大人も結構楽しめそうなスポットだ。

羽田空港第3ターミナルの写真2

さて、第3ターミナルといえば海外との出入口ということで日本らしい設えがほどこされている。

例えばこの日本橋もそうで、両国にある江戸東京博物館では当時のサイズそのままに再現された日本橋があるが、まさにその縮小版といった日本橋がいい具合にかかっている。きっと海外の人からすれば日本らしさを感じるだろうし「ようこそ日本へ!」の気持ちが伝わるいい橋だ。

羽田空港第3ターミナルの写真3

橋の上からはロビーも高い天井も見渡せて爽快!橋を渡った先の江戸櫓(やぐら)の朱色と相まって気分が盛り上がる。

羽田空港第3ターミナルの写真4

その江戸櫓の前には、海外から日本に渡航してきた人々の絵馬が飾ってあった。「ありがとう」や「Arigato!」と書かれた絵馬や覚えたてだろう日本語や母国語で書かれた絵馬を眺めていると、どれもこれも心温まるメッセージばかりでじ~んとくる。眺めているだけでうれしい!日本に来てくれてありがとう!

しばらく絵馬を眺めていたが、今日のゴールとしては展望台に向かうとしよう。江戸櫓からほんの1分も歩けば展望台だ。

羽田空港第3ターミナルの写真5

大きなカメラを構えた人、飛行機が飛び立つたびに喜ぶ子供たち。展望台にはそれぞれのドラマがあった。私も展望台の柵の近くまでいき飛び立つ飛行機や着陸する飛行機を眺めていたが、これはあれだね、10分20分あっという間でずっと見ていられる風景だね。飛行機の離着陸もまるでレゴブロックのようにいきかうトラックや人々の様子も、なぜかずっと見ていられるし、コーヒーでも飲みながら眺めていたい気分だ。

学びと楽しみと発見

川崎駅からスタートし、多摩川スカイブリッジを通り羽田空港まで。気がつけば結構歩いてきもんだ。川の流れ、空と雲、橋と飛行機・・・振り返ればこの地ならではの風景ではないか。こうしてまた道を知り街を知り、そこから歴史や街の生活文化を知ることができるのは、歩くからこそ。いくつであっても、今ここから歩きだせば、私たちはいつでも学びと楽しみと発見を見出すことができるもので、そこからまた新しい世界に飛び立つことができるんだよ、きっと。

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