しのだひろえの歩っとタイム Vol.80
海の上を歩いて一周!?~山手線一周ウォーク3~
2020年3月14日、山手線に新駅・高輪ゲートウェイ駅が開通した。まだ頭の中はアップデートされていなくてアナウンスが流れてもまだ耳慣れない。
本日の山手線一周は、この高輪ゲートウェイ駅を通り浜松町駅から品川駅まで向かうとする。
江戸時代の海沿い歩き
浜松町駅の旧芝離宮恩寵庭園を囲むようにぐるっと歩き、田町駅まで歩みを進める。車通りの多い大通りは正直、今まであまり歩いたことのない道だ。山手線一周をしようと思わなければ通らなかったなぁ…。
さて、浜松町駅から品川駅までは海沿いを歩くことになる。海沿いといっても江戸時代の、である。江戸地図をみれば田町・高輪ゲートウェイ・品川の各駅がどっぷり海の中だと分かるだろう。
現代地図
江戸地図
どこも古い埋立地だが、田町は浜松町と同様に開発が進み、駅至近にはスタイリッシュなホテル・プルマン東京田町ができるなど、ビジネス一色といった街から変化を遂げようとしているようだ。
初めまして!高輪ゲートウェイ駅
田町から高輪ゲートウェイ駅へは第一京浜を歩いて向かう。歩道橋では東京タワーが見え、テンションがあがる。
いよいよ高輪ゲートウェイ駅に向かうのだが、利用したことがないのでどんな駅なのか見た目を知らない。左手側をチラチラみながら歩き進め、右手に高輪の街並みがあらわれてきたころに見えてきた!近代的な建物が。工事中のフェンスの先に見えるのが、話題の高輪ゲートウェイ駅だ。
ふと見るとフェンスの合間に「オバケトンネル」の文字。聞けば昔からある通り道で、近隣の人々からそう呼ばれている道なのだそう。時代を重ね開発が進んでも昔ながらの名称が残るのは嬉しい。
ここでちょこっとだけ高輪ゲートウェイ駅をご紹介。山手線一周とは別に高輪ゲートウェイ駅で降車してきたので駅舎内の様子もお届けする。
近代的なビルのフロアのような駅舎
電車と超高層ビルを眺めひと息つけるベンチからの景色
この地に高輪ゲートウェイ駅ができるまでと2024年ごろの青写真も描かれている。
工事が終わったころには大きく景色も変わっていることだろう、この工事が終わったらまた来ます!
さて、高輪ゲートウェイ駅をあとにし、まっすぐ第一京浜を進めば品川駅に到着。気持ちのうえでもひと段落だ。
ノーマークだった場所に注目が集まる
浜松町~田町~品川というエリアが、知らぬ間にこんな開発され街の様子が変わっているなんて!かつてよく足を運んだエリアも数年たてばガラリと様子が変わってしまうのが東京である。だからこそ、街に「行ったことがある」という過去の経験だけで「あの街は○○な街だ」と決めつけるのは、早計だ。歩いて街の今を知り、過去の記憶をアップデートしなくては。外を歩くと視覚情報がアップデートされ思わぬアイデアが湧くこともあるから、過去のイメージや思い込みをアップデートして、ひらめきを生む新鮮な脳にしていこう。