しのだひろえの歩っとタイム Vol.78
さぁ歩くチャレンジをしよう!山手線一周~東京駅から~
年齢を重ねると脳の構造上、新しいものを受け入れがたくなったり頑固になったりする。そんな話をネットで見てから「性格ではなく老化」が人を変えていくんだと思ったことがある。
さみしい話だが、脳の構造上なら仕方ないと割り切れることもある。
しかしだからこそ、年齢を重ねてもチャレンジする姿を見ると周りは元気をもらえるし自分も頑張ろうというやる気をもらえるものだ。というわけで、やや強引だが歩くという当たり前のことからできるチャレンジとして「山手線一周ウォーク」を本日からスタートしていこう!
山手線はなん駅ある?
あなたは、山の手線の駅をすべて覚えているだろうか。何年住んでいても興味のないことは覚えられないもので、最初そらで言えたのは10駅程度。それが山手線一周ウォークをしたおかげで、29駅すべてすらすらと出てくるようになった。それだけでちょっと頭が良くなった気分だぞ!
さて今回は、山手線29駅の中でもザ・東京ともいえるシンボルステーション東京駅をスタート&ゴールにし外回りでめぐろうか。
ルートはこうだ。
東京→有楽町→新橋→浜松町→田町→高輪ゲートウェイ→品川→大崎→五反田→目黒→恵比寿→渋谷→代々木→新宿→新大久保→高田馬場→目白→池袋→大塚→巣鴨→駒込→田端→西日暮里→日暮里→鶯谷→上野→御徒町→秋葉原→神田→東京駅
今回のルートでの距離はおおよそ46キロ。12時間到着が目安だ。
ではスタート!朝8:00の東京駅は、朝もやの中にあっても趣きと貫禄がありスタートにピッタリといえる。
丸の内北口の天蓋にしばし見とれながら、これからのチャレンジに思いを馳せる。
東京~有楽町
このあたりは比較的歩き慣れしているが、あえて山手線を意識して進んでいく。
線路下にあるレンガ造りのはとバス集合場所を通りすぎ、ふだんは通らないような線路下の飲み屋街を歩いていく。電車の音が響き地面まで揺れているように感じる、ちょっとアングラな雰囲気漂う道が有楽町まで続く。
有楽町駅までは5分足らず。南町奉行所跡もあるから、ついでにチェックしてほしい。
有楽町~新橋
有楽町駅から数寄屋橋交差点に出てちょっと迂回し有楽町産直横丁にはいって歩く。写真は新橋側の入り口でド派手だが、有楽町駅からの入り口は足元も暗くちょいと入りにくい裏口だから覚悟しておこう。
左右にはこれぞ庶民の味方ともいえる大衆酒場が立ち並び、ビールやハイボール、見ているだけで力が湧きそうなメニューがどどんと並ぶ。きっと夜はわいわいがやがや、エネルギッシュな場所に違いない。
有楽町産直横丁を抜けてすぐに続くのが日比谷OKUROJIである。2020年にオープンしたレストランあり職人のこだわりの逸品を扱う専門店ありのしっとりとした落ち着いた高架下ストリートである。東京ではここだけという専門店も多いので、ゆっくり散歩をしながらそれぞれの店主と会話も楽しみめぐるのが良いだろう。新しい施設だが、高架下のレンガ造りをそのまま生かしたデザイン性の高い道はオシャレで感度の高い人にも好評なはずだ。
日比谷OKUROJIを抜けて、さらに続くのが裏コリドーである。その名の通りコリドー街の裏だからのんべえなら一度は通ったことのある裏通りである。
東京から新橋まではのんべえ通りばかり!?
こうして振り返ると東京から新橋までは高架下ののんべえ通りともいえる道を歩いてきた。観光地でもなければきらびやかというわけでもないが、裏道だからこそ染み込んだ時代の匂い感がある。そう、昭和の匂い感がここにはある。
こういう道もたまにはいいじゃないか。と大人になると思うんだよね。
さて次回からは新橋~浜松町~田町、そして新駅・高輪ゲートウェイと歩を進めよう。まだまだ余裕の足取りだが、はたしてこの調子でゴールにたどり着くのか?こうご期待!