しのだひろえの歩っとタイム Vol.68
チャレンジ!レインボーブリッジを歩いてみよう~青い空と海のお台場へ①
おしゃれな臨海エリアの代名詞、お台場。開発された当時はフジテレビ本社ビルの奇抜さや大観覧車など、とにかく東京観光のメッカとしてよく足を運んだという方もいるだろう。個人的な話をするとお台場に足を運んだのは今から20年ほど前・・・今回は久しぶりの“上陸“であった。今日はこのお台場をさくっと歩いていこう!
まずはレインボーブリッジからGO!
お台場といえばレインボーブリッジ。今や当たり前の風景となっているが、夜のライトアップも美しく、都会の象徴といった印象だ。
このレインボーブリッジを歩いてお台場に上陸しようじゃぁないか。
田町駅からレインボーブリッジに向かうと、あったあった「展望・遊歩道」の看板。ノースルートとサウスルートがあるがサウスルートは工事中※1ということでノースルートを歩くことにする。
高いよ、怖いよ、海だよ、空だよ
遊歩道入り口へのエレベーターにのって思い出したのだが、私は高所恐怖症である。特に高い橋が苦手である。橋の端など到底歩くことができない。エレベーターで9階の高さまで上がりながら足が震えた。
とはいえ、ここまで来たら歩くっきゃない!遊歩道を歩き始めてみるとフェンスも高く、なんとか行けそうだ。右側の車はビュンビュンと猛スピードで通り抜けていく。
海からの風、高速で走る車からの圧、「風に飛ばされて車にひかれるかも」と心臓をバクバクさせ己の恐怖心と闘いながら、気がつけば小走り。半べそである。
道中では、絶好の撮影スポットもあるのだが、高所恐怖症にはただの恐怖倍増スポットでしかない。自分で驚くほど腰をひきながら、なんとか撮影をした涙の一枚がこちらである。
途中からフェンスの造りがずいぶん変わる。フェンスは低く網囲いもなく、しかも左右に海が見える歩道だけの道を歩かなければならない。どういうことやねん。ここで私が海に落ちたらどうしてくれんねん!
ますます恐怖心をつのらせながらも、撮影スポットから田町側を振り返りパチリ。もう限界。
これ以上写真を撮る余裕などない。記録を残す気もない。小走りで叫びながらお台場に向かう。人間、恐怖を感じると声がでてしまうものなのだな。
青い空、海、海風
お台場が近づくほど走りのスピードがあがっている自分を感じながら、広がる青い海を見ないように、ただただ歩道のコンクリートをにらみながら到着したお台場は、おだやかな風の吹く、まさに歩っとタイムを過ごすにふさわしい場所であった。
鳥たちは水際で戯れ、きらきらと輝く水面を眺めているだけで時の経つのを忘れてしまいそうだ。
レインボーブリッジは怖かったけれど、なにごとも一度自分で体験してみないとね。歳を重ねるにつれ新しい体験をすることが怖くなっていくもの。だからこうしてチャレンジした事実は、きっと宝物だ。
あぁ~、今度は新交通ゆりかごめでお台場に来よう。