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猫ちゃん
しのだひろえの歩っとタイム Vol.45

OSAKA~区役所アート・大阪編~

本日は東京23区を離れ大阪市の市役所アートをご紹介する。その土地土地に文化があるが関西はやっぱり関東とは違う文化が根付いているもの。おのずと街のつくりも雰囲気もちがうはずだ。

「天下の台所」発祥の地!?

淀屋橋の写真

御堂筋線の淀屋橋駅で降り、淀屋橋を渡って現れる大阪市役所の本庁の大きさにまず驚いた。しっかりした石造りでエントランスは広く、近代的な新しさというよりも昭和を感じさせる重厚感がある。

大阪市役所の写真

大阪市役所は大阪の中之島、堂島川と土佐堀川に挟まれた中洲のような場所にある。市役所以外にも大阪府中央図書館をはじめとした文化施設もあり、人々が多く集まる場所である。

大阪観光局のサイトによると、「江戸時代、大阪が『天下の台所』と呼ばれた由縁は、全国各藩の蔵屋敷が集まり米をはじめとするさまざまな物資の売買が行われた、この中之島にあった。(原文まま)」とあるように、むかしから人の流れのある活気のある土地だったようだ。

市役所アートはきんぴかなOSAKA

大阪市役所エントランスの写真

あまりに庁舎が大きくエントランスまでが遠いため小さく見えてしまうのだが、きんぴかの「OSAKA」の文字こそ、大阪市の市役所アートといっていいだろう。

よく市役所や区役所には「納税しましょう」なんていう啓発の垂れ幕が下がっているものだが、ここにはそれがないからスッキリして見え「OSAKA」がより際立っている。

また広角で捉えると、この一帯そのものが市役所アートといってもよいのかもしれない。淀屋橋や水晶橋など中之島にかかる橋はどれも建築家によってデザインされた橋なのだろうと感じさせるハイカラな佇まいで、東京の四谷にある四谷見附橋や銀座京橋の京橋を思い出させるようだ。

大阪府立中央図書館の写真

また大阪市役所の裏手にある大阪府立中央図書館や大阪市中央公会堂などには明治、大正の雰囲気が残っていて、美しい建築めぐりをしているようでもある。

大阪府立中央図書館の写真2

大阪府立中央図書館は重要文化財であり、住友吉左衛門が図書館として大阪府に寄付したものだそう。円屋根とその下の階段が美しく芸術的で、まるで美術館に来たようだ。

大阪市中央公会堂の写真

大阪市中央公会堂も重要文化財である。大正2年(1913年)6月から5年4か月をかけた工事では延べ18万人を超える人々が働いたとのこと!これは大工事である。

歩けばどんな場所でも新鮮で発見にあふれている!

大阪観光といえば、道頓堀や日本一高いビルである「あべのハルカス」などを思い浮かべる人も多いだろう。しかし、緑と水のにあふれた中之島は、おいしいものをしっかり食べた後に散歩するのにちょうどいい場所だ。歩くのが好きであればなおさら、歩っとする場所だろう。

観光地以外にも足を伸ばし、自分の足と目で街を体感することで、思いもよらなかった新鮮な何かに出会えるかもしれない。世の中はネットでみるよりずっと多くの発見にあふれているから!

<出典>

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