しのだひろえの歩っとタイム Vol.16
渋谷でほっ。芸術と懐かしプリンでほっとタイム!?~渋谷②~
秋と言えば食欲、読書、芸術・・ととにかく五感を磨く季節。今日は身近にあるアートを楽しみに渋谷を歩いてみました。
区役所にはアートが存在する!?
区役所に行くと入り口に銅像やモニュメントが建てられていませんか?私はこれを「区役所アート」と名付け、東京都内の区役所アートをえっちらおっちら巡っています。ではこの渋谷区にはどんな区役所アートがあるのか、さっそく見つけにレッツウォーク!
庁舎は新しくなっても思いは変わらず
渋谷区役所は渋谷駅から10分ほど歩いたところにあります。2019年に新庁舎が開庁となり近代的で庁内は誰もにやさしい内装やデザイン、外見もガラス張りでオシャレですね。
さて、この渋谷区役所の区役所アートを探してみると・・あ、ありました!子どもが手を取り合って踊っているアート、その名も「なかよし」
どのアングルからみても正面のように見えるアートは、なかなかありません。ぐるぐる回りながら、この子どもたちは何を話しているんだろう。
ちょっと見渡すと、まだありました!渋谷区民憲章の書いてあるモニュメント。こちらも子どもたちが背合わせで佇むかわいらしいものです。ふむふむ、区民憲章を読むと「誰もがたがいに助けあい、心のふれあう福祉のまちにします。」が第一に書かれています。区によって第一に掲げる憲章には特長がありますが、渋谷区は福祉ですね。他にも人間性・環境・文化、そして平和や健康についての項目が続きます。
最後の平和の鐘。平成22年10月1日に設置と日付がはいっていますが、この10月1日は渋谷区が制定した「平和・国際都市 渋谷の日」ということだそう。しかもこちらは友好都市提携を結ぶトルコ共和国によるものということで、なるほど。よく見ると中にはイズニックタイルが敷き詰められています。
こうして区役所アートを眺めているだけでも、なるほど新発見があり区へのイメージや見方も変わりますね。
アートを楽しんだ後は食欲の秋も!
渋谷区役所で区役所アートを堪能したあとは・・食欲の秋も楽しまなくてはなりません!
意外かもしれませんが渋谷にはシャレた若者向けのカフェだけではなく、年代問わずゆったりできる雰囲気の喫茶店もたくさんあります。カップがすべて違い店主がお客に合わせて選んで淹れたて珈琲を出してくれるお店や、薄暗く本を読むのもやっとというバーのようなお店まで。こちらはまた歩っとタイムでお届けしますね!
さて、今回選んだのは新しく建てられた東急プラザ6階にある「パーラー大箸」さんです。駅近ビルの中にありながら懐かしい純喫茶・純洋食風のお店です。ここでプリンを食べたくて渋谷区役所からてくてく歩いてまいりました。(やっぱり食欲の秋なしに秋は語れません!)
さてお目当てのプリンはこちら!懐かしさいっぱいの銀の高台にのったプリン、上にはぽってりと生クリームがのっています
では、いっただきま~す。うむうむ、カラメルは濃いめ苦めでたぷたぷ、プリンは硬めでぶるんぶるん。子どものころに母が蒸し器でつくってくれたプリンの味がします。最近はゆるゆるプリンが主流だから、硬めの食感の懐かしいプリンを食べれるのは嬉しいですね!
あぁ~プリン・・最高!甘さと懐かしさで心も身体もほっ。歩っとタイムとはまさにこのこと。人込みや雑踏は苦手ですが・・でも、こういう渋谷、悪くない。
刺激の中に癒しを探して。
オンライン○○や、AIなどデジタルが進む近年、渋谷はそのデジタル最前線の街といえます。正直、東急線や銀座線も一新し、どこを上がればどこにでるのか分からなくて渋谷から足が遠のいてしまったという方も多いかもしれません。まだまだ再開発は進みますからもっと変わっていくでしょう。そしてそんな渋谷という街の移り変わりを見ることは、日本の未来の街の形を見ることにつながるのかもしれません。
しかし一度変わった街は元の姿には戻りません。だからこそ今の渋谷を見届けておきませんか。そしてきっといつか変わるであろうあなたが住む街の風景を見届けておきませんか。
当たり前に歩いて目にするその風景がきっと、人生の一部になっていきますよ。