しのだひろえの歩っとタイム Vol.5
懐かしくて甘~いしあわせがいっぱい!~麻布十番・六本木①~
あなたの好きな甘いものは何ですか?みたらしだんご、あんみつ、アイスクリーム、シュークリーム・・和洋風問わず甘いものには、子供の頃を思い出させるような懐かしさと幸せがいっぱいです。
そんなしあわせいっぱいの道、麻布十番を歩いていきましょう。
麻布十番大通りは、魅惑の道
麻布十番といえば大使館などもあることから落ち着きのある閑静な街、大人の街というイメージがあります。しかしやっぱり麻布十番といえば、風情のある麻布十番商店街は外せません!
さっそく東京メトロ麻布十番駅の一の橋から、麻布商店街のメイン通りといえる麻布十番大通りを歩いていきましょう。
まず、麻布十番大通りの入り口にあたる一の橋交差点の目印はこちら。シュールな像ですね。
一の瀬交差点を背にして出発すると、左右にカフェや飲食店などお店が軒を連ねチェーン店であっても個人店のように街と一体化した佇まいを醸し出しています。
日差しが強く暑い中キョロキョロしていると見つけました!「日本では希少なガンジー牛乳のソフトクリーム」という文字。ソフトクリーム・・大好きです。
とにもかくにもソフトクリームが食べたい!と勢いで飛び込んだのは「麻布 千年こうじや」さんというお店。わき目もふらずに注文したソフトクリームをひとくち食べれば、すっと身体の熱が取れてきます。そしてひんや~り自然のまろやかな甘みと口当たりに思わずほっ。美味しいなぁ~と思わず声がもれでてしまうくらい身体がゆるみます。
コーンとカップが選べて400円。ごちそうさまでした!
なるほど、新潟県・魚沼のお店なんですね。発酵あまざけやドリンク、日本酒の八海山も売っていて、ぶらり立ち寄るのも面白そうです。
甘いものを補給してまた元気に麻布十番大通りを歩くと、次に現れたのは有名な「豆源」さん。しかも本店ということで、麻布十番に来たならとにかく足を運びたいお店です。ここの豆菓子は手が止まらないおいしさなんですよね~。
甘いものを食べた後ですから、ちょうど塩気のものがほしいと思っていたところ。そこで豆源さんでは塩おかきを購入します。この本店では目の前で職人さんが塩おかきを作っている姿を見ることもできるんですよ。
さて、豆源さんの角を曲がって10秒、麻布十番に来たらやっぱり行きたいのがここ!浪花家総本店さんです。名曲「およげ!たいやきくん」のモデルになったことでも有名ですが、たい焼きの名店として名高く、たい焼き好きならば一度は足を運んだことがあるのではないでしょうか。
平日だというのに人が途絶えない人気ぶりですが、私は運よくすぐにたい焼きを頂くことができました。2階にカフェもありますが、ほとんどの方はテイクアウトでたい焼きを買われていくようですね。
さて、名店のおかきと、名店の焼きたてたい焼きをせっかく手に入れたのですから、どこかでゆっくり食べたいもの。浪花家総本店さんから六本木方面に向かい私が目指したのは、六本木ヒルズ隣接の毛利庭園です。
美しく手入れされた日本庭園には、ベンチが用意されゆっくりと緑を眺めながらほっと一息つくことができます。ここでおかきとたい焼きを頂きましょう!
まずはパリッパリの皮、しっとりしたあんこの浪花家総本店さんのたい焼きから。ひとくち食べれば自然な小豆の甘みが広がって、手がかかっているのに庶民の味方という感じの優しい味。あ~本当に懐かしい味、しあわせ~。誰が考えたんでしょう、こんなに心までほっとさせる甘いものって。
ここで塩おかきが登場です。ひとつひとつが大きなおかきで、塩気がちょっと強めなのがまた後を引きます。歯ざわりがちょうどいいんですよね、固すぎずほろほろしすぎず。おかき考えた人、ありがとう!しみじみ日本人で良かったなぁ~なんて思ってしまいますね。
たい焼きと塩おかきのエンドレスな組み合わせをお供に毛利庭園でほっこりゆったりぼーっと過ごす夏のひと時。蝉の声がまた心をぽかんとさせる良いBGMになります。
まさにフォトジェニックな美しい毛利庭園です。
「Kin no Kokoro」というオブジェ。毛利庭園とオシャレな六本木ヒルズを象徴するオブジェですね。
麻布十番から六本木ヒルズまで、ぶらぶら歩けば10分、15分程度です。しかし思わず寄り道したくなるたくさんしあわせがあなたを待っています。
懐かしい甘いものと共にゆったり楽しむ歩っとタイムで、心を満タンにしませんか?
きっと日常がもっとしあわせに包まれ、人生が優しいものになりますよ!