みち旅100選 失われゆく日本の里風景 新日本歩く道紀行100選 絶景の道 令和にあわせて姿をかえた絶景　八ッ場ダム周辺を巡る道

民主党が政権を獲得した時に大いに話題になった八ッ場ダム。コンクリートから人への政治理念を掲げて工事を凍結。自民党が政権を奪回し工事を再開。と紆余曲折。
2019年10月に試験湛水が始まり、2020年3月完成。
かつて賑わいをみた川原温泉街はダムに沈みV字峡谷を形成した吾妻渓谷の絶景の一部は失われたが、令和時代を迎え新たに巨大ダムをベースとした絶景が生まれた。
ダムに沈んだ川原湯温泉は、草津温泉の上がり湯として湯治客に人気があった。
旧温泉街は、レトロな街並みで鄙びた風情を醸していたものだ。
ダムの建設により移転を余儀なくされたが、一新された温泉街は清潔感に溢れ、ダムを見下ろす景観は新たな絶景となっている。また、ダム建設に合わせて誕生した道の駅八ッ場ふるさと館では足湯が楽しめ、八ッ場ダムカレーなど新たなご当地グルメも誕生している。
新しく生まれた景観やグルメを楽しみながら歩いてみる。コースには不動の滝や移転した河原湯温泉薬師堂などが点在し見どころも多い。
歩き疲れたら源頼朝が発見したという由緒ある共同浴場王湯でひとっ風呂！
周辺には、真田氏ゆかりの史跡も数多くあり歴史ファンにも楽しめる。