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猫ちゃん
しのだひろえの歩っとタイム Vol.8

道に迷うのも悪くない!?七福神巡り後半~麻布十番・六本木④~

前回に引き続き、港七福神を巡りながら街を楽しんでいきましょう!道に迷うのも悪くない!?てくてく歩けば思わぬ出会いがあります。

坂を行ったり来たり。

飯倉熊野神社から狸穴坂を下麻布十番駅まで歩くつもりが、あれれ?地図を見返すと麻布十番を代表する坂「永坂」を上り切ったところにでているという迷い道。

心が折れそうになった時に出会ったのがまるで異空間のような地下歩道!あの世とこの世を繋いでいるような気さえします。地下歩道独特の熱気とひんやりした空気の中を通り抜けるのはちょこっとスリリング。こういう場所を偶然見つけるのが、歩く楽しみでも迷う楽しみでもありますね。

地下歩道の写真1
地下歩道の写真2
布袋尊(久國神社)の写真

元気を取り戻してほっとして、足取り軽やかに布袋尊(久國神社)へ向かいます。なだれ坂、東京メトロ六本木一丁目駅を通りすぎ到着した布袋尊は、表通りを一本入ったひっそりとしたところにありました。

手押し井戸ポンプの写真

ここからペースアップです。
東京ミッドタウンに近くにある福禄寿(天祖神社)を目指します。こちらも表通りから一本入ります。ブルーボトルコーヒーの入っている近代的なビルのすぐ横に見つけたとたん驚きの発見!手押し井戸ポンプがあるではありませんか。うわ~初めてみました!

恐る恐る手押し棒を力いっぱい下ろすと水が一気に噴き出します。わっ、思ったより力がいるんですね。勢いよくでてくる水の清涼感と冷たさにほっ~。暑い夏のご褒美、これぞ歩っとタイムです。

壽老神(櫻田神社)の写真

ここでシャッキリして、次は六本木ヒルズの近くにある壽老神(櫻田神社)に向かいます。沖田総司ゆかりの神社ともいわれる櫻田神社は、六本木ヒルズの通り沿いにも関わらず境内は静かな時間が流れて都会の喧騒を忘れさせてくれるような場所でした。

六本木ヒルズなどの風景の写真

さて、麻布十番に戻ります。目指すは毘沙門天(麻布氷川神社)。各国大使館や静かな住宅街を通り過ぎ、ひたすらてくてくと色々な坂を上ったり下ったり。気が付けばかなりの高台にあがってきました。

そして到着したのが、麻布氷川神社。毘沙門天の看板がでているから間違いありません!

麻布氷川神社の写真
毘沙門天の看板の写真
麻布氷川神社内の石像の写真

あれれ、境内の隅っこでこそこそ秘密のお話し中ですね。

ここまでくれば麻布十番駅に向かって下り坂が続きます。麻布氷川神社から麻布十番駅に向かう三叉路は、一本松坂、暗闇坂、大黒坂のザ・坂のトリプル共演。今日は迷わず大黒坂を下ります。大法寺の大黒天はこの坂の途中にあるんですね。

大法寺の写真
大黒天の看板の写真
宝船(十番稲荷神社)の写真

さぁこのままラストスパート!宝船(十番稲荷神社)に向かいましょう。ここは都営大江戸線7番出口を出てすぐという好アクセスの場所にあるので行きやすいですね。十番稲荷神社は通りから、急階段を上がったところにあります。

神社を挟んで右隣にはかえるの石像が、左隣に宝船の巡拝所がありました、やったー!

宝船の巡拝所の写真
かえるの石像の写真

これで全8つの港七福神を達成したわけです。道に迷いながら坂をいくつも上ったり下りたりしながら良くやりました!

ナニワヤ・カフェのたい焼きとカフェオレの写真

最後はもちろん頑張った自分に甘いもののご褒美です。浪花屋総本店の2Fナニワヤ・カフェで、大好きなたい焼きと冷た~いカフェオレをぐびぐび飲み干して、う~んおいしい!たい焼き大好き。

歩くほど、ますます街を好きになる

港七福神を通して

  • 隠れた歴史や地形の特徴
  • こだわりを持つ個人店も大規模な商業業施設も受け入れる懐の深さ
  • 人々の賑わいと、閑静さの入り混じる独特の文化

など、麻布十番・六本木という街を肌で感じる事ができました。

この静かで躍動感のある街は、未来はどんな街になるのでしょう。
人生になぞらえて街に生き方というものがあるとしたら、この街はどんな生き方をしていくのでしょう。

そう思いながら街を歩くほど、ますますその街が好きになります。

いつもの街も、ほんのちょこっと視点を変えて今日は歩いてみませんか?

きっと何か新しい発見があり、毎日の暮らしをキラリとさせてくれると思いますよ!

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