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猫ちゃん
しのだひろえの歩っとタイム Vol.47

懐かしい街を歩く心地よさ~番外編:長野市を歩く~

本日はちょこっと小休止して、長野県長野市にひとっとび。てくてく夕方の街を歩いてみよう。

懐かしい街

長野駅前の写真

1998年、長野オリンピックが開催されたことを境に、長野市は世界に注目されるにふさわしい都市機能や外観をつくりあげてきた。

例えば駅前は長野産木材を使い、善光寺を思わせるつくりに。善光寺までの参道は無電柱化がすすめられ、街並みを生かした外観づくりがされている。

善光寺の写真

実は私の故郷は長野県飯田市という名古屋や岐阜県に近い南部である。本日歩くのは長野の中でも北部にあたる長野市。南部と北部ではまるっきり気候も違い食べるものも違う。例えば、長野といえば「蕎麦がおいしい」「蕎麦屋が多い」というイメージをもつかもしれない。確かにその通りなのだが飯田市では蕎麦屋よりうどんの方が主流である。少なくても私が20代のころまでは。

そんなわけで、長野市に移り住んだ時には、あまりの寒さと蕎麦のおいしさと、都会ぶりに驚いたものだ。もうひとつ驚いたのが善光寺の存在感だ。

まずは大きな門が出迎えてくれ、石畳の参道のわきには宿坊が並び、仁王像が出迎えてくれる。

善光寺仁王像の写真
善光寺仁王像の写真2
善光寺の写真2

門をくぐりお土産屋さんを見ながらたどり着いた善光寺の大きさと佇まいには、思わず声がでてしまう。

善光寺の写真3

本堂がしまった後も、ちょうちんに明かりが灯り、より幻想的。長野駅から20分ほど歩くがその道中だって楽しいし、何よりこの景色が見れるなど控えめにいっても最高。心が落ち着き、まさに「整う」場所だ。

懐かしい街を歩くとどんな良いことがあるのか

片づけをしていたら昔のアルバムを見つけ、眺めているうちに気がついたら時間があっという間に過ぎていたという経験はないだろうか。写真を眺めるうちに当時の風景や思ったこと、感情までよみがえってくる。隣に誰かがいれば「あの時は、あなたはこうだった。」「これ、〇〇に行った時の写真だよね、懐かしい。」なんて話も広がるだろう。
このような時間は、精神的な安定や心を落ち着かせてくれる効果があると言われているくらい、私たちにとって心地の良い癒しの時間なのである。

懐かしい街を歩くということにも、まさに同じ効果があり昔にタイムトリップしたような癒しの時間である。街の風景、においや空気感、そこを歩く人々など体全体で当時を感じれば、時間を忘れて没頭できる。この没頭する時間は歩く瞑想といっても良いだろう。

このように、まちを歩くことには健康的な面だけではない心への影響がある。特に40代50代以降という人生の成熟期に差し掛かっている人こそ、この懐かしい街を歩くことを、暮らしの中に取り入れてみてはいかがだろうか。

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